エアコン掃除は自分でやるべき?プロに頼むべき?
「エアコンの風がカビ臭い」「電気代が上がった気がする」――そんなとき、
まず疑うべきは「内部の汚れ」です。
エアコン内部にはホコリ・カビ・湿気が溜まりやすく、
放っておくと健康被害や冷暖房効率の低下、故障の原因にもなります。
本記事では、自分でできる掃除の範囲と方法、そしてプロに頼むべきタイミングやおすすめ業者をわかりやすく解説します。
自分でできるエアコン掃除|まずはここから
● 対象:フィルター・外装・吹き出し口周辺
自分で掃除できるのは安全に取り外せる範囲のみです。
以下の手順で実施しましょう。
【手順1】電源を切り、コンセントを抜く
感電・ショートのリスクを避けるため、必ず電源を落とし、コードを抜いてから作業します。
【手順2】フィルターを取り外して掃除機+水洗い
- ホコリは掃除機で優しく吸い取る
- 水洗い後はしっかり乾燥させてから戻す
目詰まりしたままだと冷暖房の効きが悪くなり、電気代も増加します。
【手順3】吹き出し口の拭き取り
内部ファンの手前まで布や綿棒などで軽く拭き取ります。
※奥のファンは無理に触れず、見える範囲のみで留めてください。
自分では難しい「内部洗浄」はプロに任せるべき理由
エアコンの奥にある熱交換器・ファン・ドレンパンは、家庭用の掃除では完全に届きません。
カビや菌が繁殖しやすく、素人が分解・薬剤噴霧を行うと、故障や火災の原因にもなりかねません。
特に以下のケースは、業者クリーニングを推奨します:
- 送風時にカビ臭いにおいがする
- 吹き出し口に黒い点(カビ)が見える
- 使用開始から2年以上一度も掃除していない
- 小さな子どもやアレルギー体質の家族がいる
プロ業者に依頼した場合の相場と作業内容
項目 | 内容 |
---|---|
料金相場 | 8,000〜14,000円/1台(壁掛け) |
作業時間 | 約1〜1.5時間 |
内容 | 本体分解、養生、薬剤洗浄、ファン・熱交換器の高圧洗浄、ドレンパン清掃 など |
※お掃除機能付きモデルは追加料金(+3,000〜6,000円)が発生する場合があります。
おすすめのエアコンクリーニング業者3選(全国対応あり)
1. ダスキン
- 長年の実績と安心の対応
- スタッフの教育が徹底されており信頼性が高い
- 大手ならではの全国対応と明朗な料金体系
2. おそうじ本舗
- サービス内容が非常に豊富(防カビ・抗菌加工も対応)
- エリアごとにプロ技術者が対応
- お掃除機能付きエアコンの対応力も強い
3. ユアマイスター
- 複数の業者を比較・予約できる「マッチング型」サービス
- 価格・口コミ・対応スピードを見て選べる
- 初めての人でも安心して利用できる設計
プロに頼む頻度は「2〜3年に1度」が目安
普段のフィルター掃除は月1回程度で十分ですが、内部クリーニングは2〜3年に一度が推奨されます。
- ペットがいる
- 喫煙者がいる
- リビングでの使用時間が長い
といった家庭では、1年に1度でも価値ありです。
まとめ|自分で掃除+定期的なプロ依頼で快適・安心なエアコン環境に
- フィルター掃除や吹き出し口の拭き取りは自分でこまめに
- 奥の汚れ・カビは無理せずプロに任せるのが安全
- 2〜3年に一度のクリーニングで、電気代・体調不良・故障リスクをまとめて防止
「ちょっと臭うかも?」と感じたときが、メンテナンスの合図です。
快適で清潔な空気のために、今こそエアコン掃除を見直しましょう。
関連記事
エアコン 耐用年数の目安は何年?買い替えタイミング完全ガイド
https://www.cooling.jp/ac-selection-maintenance/ac-lifespan-replacement-guide/
冷房専用エアコンのメリットとデメリット|買う価値はある?
https://www.cooling.jp/ac-selection-maintenance/cooling-only-ac-pros-cons/
冷房 効かない原因は?冷えない・涼しくならないときの対処法
https://www.cooling.jp/troubleshooting/cooling-ineffective-solutions/
Q&A
Q1. エアコン掃除はどこまで自分でできますか?
A.
フィルターの掃除と吹き出し口の拭き取りまでは自分で安全に対応できます。
ただし、内部ファンや熱交換器の清掃は分解や高圧洗浄が必要なため、プロに依頼すべき領域です。
Q2. 市販のスプレーで内部のカビまで落とせますか?
A.
スプレーは一時的な対処としては使えますが、カビの根本除去には不十分です。
薬剤が内部に残ることで故障や臭いの原因になることもあるため、注意が必要です。
Q3. プロに掃除を頼むタイミングはどれくらいですか?
A.
一般的には2〜3年に1回が目安です。
ただし、ペットがいる家庭やリビング使用など汚れやすい環境では、1年に1回のクリーニングも推奨されます。
Q4. お掃除機能付きエアコンは掃除しなくていいの?
A.
お掃除機能は主にフィルターのホコリ除去のみです。
内部のカビや熱交換器の汚れには対応していないため、定期的なプロのクリーニングが必要です。
Q5. おすすめの業者を選ぶ基準はありますか?
A.
対応実績・料金の明瞭さ・口コミ評価が重要です。
「おそうじ本舗」や「ダスキン」は安定した技術力があり、「ユアマイスター」は業者比較がしやすく、初めての依頼にも適しています。
コメント